子供たちと共に
        (デンリーダー)
 団十周年,こころよりお祝い申し上げます。
 そもそも,私がボーイスカウト活動に関わったのは,現在10才の息子が幼稚園年長の秋ビーバースカウトに入隊させていただいて以来です。しかし,その当時は,リーダーやデンリーダー,団役の方々の陰の御苦労などは知る由もありませんでした。が,実際一昨年デンリーダーをさせていただいて,その努力,苦労,楽しさなど,はかり知れない多くの事を経験し子供たちからもらいました。
 今の子供たちは,毎日,勉強や稽古事などに追われ,昔の私たちの子供時代よりはるかに忙しく,ストレスのたまる環境にいると思います。知識は豊富でも,体験する事が少ないので,思いやりや自主性,協調性に欠けているように思えてなりません。そういう点から見ても,ボーイスカウト活動は,とても有意義,有効な事です。今後も,微力ですが,子供たちのためにお手伝いさせていただき,牛久四団のますますの発展を願っています。
人とのつながり
        (スカウトの保護者)
 我家の息子も,今年は中学一年生。登校拒否,いじめ等々,子供を育てて行く上で,不安がいっぱいの現代ですが,なぜ,こんなにも,子育てが難しい世の中になってしまったのだろうか。
昔は子供を取り巻く人間関係の広さ,深さの大きい事,その中で,子供達は色々な体験をしながら成長出来たと思います。
 今は親も子も意識的に積極的に人に関わっていかなければますます中身の薄い人間になる様な気がします。
 私はその良い機会となる一つがボーイスカウトだと思います。子供が親ではない大人と遊び,学び,又,子供同志では,上下関係の厳しさ,やさしさを体験し,今のこどもに欠けている社会性,協調性が身に付くのではないでしょうか。親の私も多くの人に接する事で,教えられる事がいっぱいです。
 牛久四団も十周年を迎え,これまでたずさわって下さった方々に感謝し,これからの前進に,和気合い合いと進められたらと思います。
本当のスカウティングとは何か
              (室井高城)
(当時 第5地区委員長 現在 団副委員長)
        
 本当のスカウティングとは一体何なんでしょうか。体を動かし野外体験をすることなのでしょうか。集団生活することなのでしょうか。いずれも違います。本当のスカウティングとは人の役に立つことなのです。これからの時代何が起こっても不思議ではありません。その中で私達はたくましく人の役に立って生きていかなければならないのです。子ども達をどうしたらたくましく人の役に立つように育つように指導できるのでしょうか。私は先ず、自分自身が本当のスカウトにならなければならないと思います。それで自分でできることつまり自分自身で勉強することから始めました。
 ボーイ隊長を務めている間、成り立ての時、
菊スカウト章が取りたいスカウトに菊スカウト章をあげることができませんでした。その時、なんとか菊スカウトの授章ができるようにスカウトと一緒に勉強しました。又、そのため、実修所に行くことを決めました。実修所では、富士スカウトだったリーダーや富士スカウトを指導したリーダーの仲間にもめぐり合えました。そこで、富士スカウトの授章はそんなに困難ではないことを知りました。これが4団の富士スカウト4名の授章につながりました。私は、奉仕というものは犠牲はつきものだと思っています。犠牲のない奉仕は有り得ないと思っています。スカウトが将来、人のために犠牲を惜しまない人になってくれることを祈っています。